登山予約がスタート　吉田口　初日は１６９０人申請

　夏山シーズンに向け、富士山吉田口登山道の通行予約システムで２４日、受け付けが始まった。県は防寒着や登山に適した靴の準備といった順守事項への同意を必須にしている。初日は１６９０人（午後４時時点）が予約した。
　県富士山観光振興グループによると、山梨、静岡両県と環境省が運営する「富士登山オフィシャルサイト」で予約でき、通行料４千円を事前決済する。軽装登山を抑止するため、防寒着や登山に適した靴の準備といった順守事項への同意を必須にし、現地係員が誓約に反すると判断した場合はゲートの通行を認めない場合もある。
　同日午後４時時点で、日本語サイトから１００２人（５９・３％）、外国語サイトを通じて６８８人（４０・７％）の申請があった。このうち「日帰り」が１１２３人（６６・４％）、「山小屋宿泊」は５６７人（３３・６％）だった。最も予約が多かったのは７月１９日で、３６０人が予約した。
　開山期間は７月１日～９月１０日。１日当たりの入山者数の上限は原則４千人とし、５合目ゲートは午後２時から翌午前３時まで閉鎖される。

(2025年4月25日付 山梨日日新聞掲載)