2025.2.06

西湖に最大級の魚体

公開が始まった体長45センチのクニマスの標本(右)=富士河口湖町西湖

 富士河口湖町の西湖で昨年11月に釣り上げられた体長約45センチの魚が、国内最大級とみられるクニマスであることが分かった。西湖漁協(三浦久組合長)は標本にし、「クニマス展示館」で公開を始めた。
 漁協によると、西湖を訪れた愛好家が釣り上げ「大きなクニマスではないか」と漁協に連絡。漁協が県水産技術センターに鑑定を依頼、オスのクニマスと分かった。クニマスの体長は通常20~30センチ程度。これまで同館で展示していた36センチのクニマスより約10センチ大きい。特注の直径21センチの容器に入れて展示している。
 クニマスはかつて田沢湖のみに生息し1940年ごろ絶滅したと考えられていたが、西湖で2010年に発見され「奇跡の魚」とも言われる。

(2025年2月2日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別