パノラマ台デッキ完成　山中湖　シャトルバスも運行

完成したウッドデッキ＝山中湖村平野

　山中湖村が富士山と山中湖を望むことができる同村平野のパノラマ台に整備を進めていたウッドデッキが完成した。新たな撮影スポットなどとしてハイキング客らを呼び込む狙いがあり、ウッドデッキと山中湖交流プラザきららを結ぶ無料シャトルバスの運行も始めた。
　パノラマ台は平野交差点から静岡県小山町に向かう県道沿いにあり、富士山や山中湖を一望できる場所として人気を集めていた。一方、訪れる人の周辺道路への路上駐車が問題となり、周辺のハイキングコースでは土砂流出も起きていた。
　村はハイキング客らを呼び込もうと、明神山から三国山に至るハイキングコースの中間に位置するパノラマ台にデッキを設置。デッキからは富士山や山中湖を望むことができ、ベンチなどもある。周辺にはトイレも新しく整備したほか、土砂流出を防ぐためにハイキングコースを周辺の県道に沿う形にした上で、これまでよりなだらかにするルートの付け替えもした。
　路上駐車の解消や観光客の滞在時間の延長につなげるためにシャトルバスも運行。本年度は来年１月１３日までの土日、祝日、山中湖交流プラザきららとウッドデッキを１日７往復する。

(2024年12月21日付 山梨日日新聞掲載)