2024.9.07

山梨日日、静岡新聞が企画制作 「表裏一体」の富士 新聞広告賞奨励賞

それぞれの県から見た富士山の写真とメッセージを掲載した山梨日日新聞(右)と静岡新聞(左)

 山梨日日新聞社と静岡新聞社が企画制作した紙面広告「『裏技で読もう!表裏一体富士山世界文化遺産10周年』企画」が、第44回新聞広告賞の新聞社企画・マーケティング部門で奨励賞を受賞した。
 紙面広告は、富士山の世界文化遺産登録10周年を機に、山梨、静岡両県で一体となって富士山を守る機運を高めようと企画した。昨年の「山の日」(8月11日)に合わせ、本紙と静岡新聞に掲載した。
 本紙には表面に山梨側から見た富士山の写真と「世界の宝の麓に暮らす私たち」「表裏一体 守っていこう」などのメッセージ、裏面には静岡側の富士山の写真を掲載した。静岡新聞では表裏逆に写真を載せた。メッセージは左右反転で、裏面から透かして読む必要があるため、普段は見ていない「裏側の富士山」の姿を見る効果を狙った。
 新聞広告賞は、新聞広告の新しい可能性を開拓した広告活動の顕彰、新聞と広告の発展を目的に、1981年に創設。「広告主部門」と「新聞社企画・マーケティング部門」の2部門がある。新聞社企画・マーケティング部門では新聞広告賞5件、奨励賞6件を選んでいる。
 今回は計274件(広告主部門225件、新聞社企画・マーケティング部門49件)の応募があった。
 「『裏技で読もう!表裏一体 富士山世界文化遺産10周年』企画」はこのほか、地域活性化に貢献した広告活動を顕彰する「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」で、プリント部門賞を受賞している。

(2024年9月5日付 山梨日日新聞掲載)

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