ゲート通過最少７３７６人　８月２６日～９月１日　台風影響

　山梨県は２日、８月２６日～９月１日の１週間に富士山吉田口登山道５合目に設けたゲートの通過を許可した人数（速報値）が、前週（８月１９～２５日）より７０９３人少ない７３７６人だったと発表した。台風１０号などに伴い富士山有料道路（富士スバルライン）が通行止めとなったことが影響し、１週間の人数としては最少となった。
　県富士山保全・観光エコシステム推進グループによると、台風１０号や大雨の影響で８月２９日～９月１日の４日間で富士スバルラインが通行止めとなる時間帯があった。１週間の許可数はこれまでの平均（１万４５３１人）より７１５５人（４９・２％）少なく、初めて１万人を下回った。１週間の当日許可数はこれまでの平均（７５５６人）より６割以上少ない２７８４人で、事前予約も平均（６９７５人）より３割以上少ない４５９２人だった。
　一方、８月の許可数は５万９９８８人で、７月より２６７２人減少。事前許可が２万７８１７人、当日許可が３万２１７１人だった。事前予約をした人の割合は４６・４％で７月より４・５ポイント減った。許可数は予約したが実際には通過していない人も含む。

(2024年9月3日付 山梨日日新聞掲載)