ゲート通過　１万４４６９人　８月１９～２５日　開山後の予約数最少

　山梨県は２６日、１９～２５日の１週間に富士山吉田口登山道５合目に設けたゲートの通過を許可した人数（速報値）が、前週（１２～１８日）より２３８人多い１万４４６９人だったと発表した。ゲート通過を確約する事前予約をした人の割合は最低の４０・１％で、最高だった１週目（７月１～７日）を２１・６ポイント下回った。
　県富士山保全・観光エコシステム推進グループによると、日別では土曜の２４日が２６３６人で最も多く、木曜の２２日が１７３５人で最少だった。県は登山者が１日４千人に達した場合にゲートを閉鎖するが、２５日までに達した日はない。
　事前予約数を１週間ごとに見ると、開山から８週目の１９～２５日は５７９９人で最も少なく、初めて６千人を下回った。これまでの最多は１週目の８１５４人。許可数全体に占める予約の割合は１週目が６１・７％、２週目（７月８～１４日）が５４・６％だったが、３週目（同１５～２１日）以降は５割を下回っている。許可数は事前予約したが、実際には通過していない人も含む。
　例年多くの登山者が訪れる８月中旬から下旬も４千人を超えず、１日の最多は８月１１日の３２６０人。

(2024年8月27日付 山梨日日新聞掲載)