2024.8.01
ゲート通過1万5607人許可 7月22~28日
■7月27日、初の3000人超え
山梨県は29日、22~28日の1週間に富士山の吉田口登山道5合目に設けたゲートの通過を許可した人数(速報値)が1万5607人だったと発表した。27日はこれまでで最多の3018人で、初めて3千人を超えた。ゲート通過を確約する事前予約をした人の割合は低下傾向にあり、22~28日は最低の43・6%で、最高の1週目(61・7%)より18・1ポイント下がった。
県富士山保全・観光エコシステム推進グループによると、日別では、土曜の27日が13日の2946人を上回り最多を更新した。金曜の26日が2500人、日曜の28日が2376人で続いた。登山者数が4千人に達した場合はゲートを閉鎖するが、28日までに達した日はない。
1週間の人数では、4週目(22~28日)で初めて1万5千人を上回った。開山から1週目(1~7日)は1万3217人、2週目(8~14日)は1万3553人、3週目(15~21日)は1万4288人。許可数は事前予約したが、実際には通過していない人も含む。
事前予約数を1週間ごとに見ると、22~28日は6805人で最少。1週目の予約数は8154人、2週目は7399人で予約割合は54・6%、3週目はそれぞれ6979人、48・8%だった。山小屋宿泊者に比べて日帰り登山者の予約が減っている。
(2024年7月30日付 山梨日日新聞掲載)
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