2024.7.27

富士吉田の活性化策 大手企業社員が競う

考えたアイデアを発表するマーケターら=富士吉田・富士山駅ビル「Q-STA」

 富士吉田市は、首都圏で活動する大手企業で働くマーケターを招いて、地域課題解決のアイデアを募るイベントを市内で開いた。新規ビジネスの創出や交流人口の増加を狙った企画。発表されたアイデアの中から、市職員が実現できそうな案を一つ選び、マーケターらと協働しながら実行に向けて取り組む。
 市が富士急行線富士山駅ビル「Q-STA」内に設置する、コワーキングスペース「ドットワークPlus」を運営するキャップクラウドが企画。12日に12人のマーケターが参加し、市職員の案内で市内の下吉田駅や繁華街「西裏」などを巡った後、ドットワークPlusを会場に、アイデアを出し合った。
 マーケターらは3人一グループに分かれて、予算20万円を上限に、観光客が地域でお金を使うための施策を考えて発表。外国人観光客が多数訪れる市内の人気スポットで、市が採用したカメラマンが撮影した写真を買い取ってもらう案が選ばれた。
 市は10月ごろまでをめどに、案を出したグループと協働で実行に向けて取り組む。

(2024年7月24日付 山梨日日新聞掲載)

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