2024.5.27

富士登山、安全を徹底 運営協議会 24時間指導今夏も

 富士山6合目の富士山安全指導センター運営協議会は24日、富士吉田市民会館で総会を開いた。今夏は、5合目でのゲート設置による通行可能時間の制限や、通行料の徴収など本格的な入山規制が初めて導入されるが、昨季までと変わらず24時間体制で安全指導に臨むことを確認した。
 協議会は富士北麓6市町村や県、富士吉田署などで構成。会長を務める堀内茂市長は冒頭のあいさつで、入山規制策について山小屋や行政に登山者から問い合わせが来ているとし、「規制についての情報発信が遅かった」と指摘した。一方で、「(宿泊を伴わない)弾丸登山者の減少に期待する半面、混乱や想定外の事態も予想される。連携を図りながら指導を徹底していく」と述べた。
 富士山の山開きは7月1日に予定され、6月下旬の登下山道調査で最終判断される見通し。
 この日は、富士山及び周辺美化推進協議会と吉田口下山道7合目公衆トイレ維持管理運営協議会の総会も開かれ、ともに事業計画を承認した。

(2024年5月25日付 山梨日日新聞掲載)

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