富士山に農鳥　過去２番目に早く

富士山に現れた農鳥（四角内）＝富士吉田市上吉田東９丁目

　富士吉田市は２５日、富士山７～８合目の残雪が鳥のように見え、田植えを始める目安とされる「農鳥」が出現したと発表した。市富士山課によると、例年より１週間ほど早い。過去１０年では２０１９年と並んで２番目に早い出現という。
　２５日午前１０時ごろ、職員が同市上吉田東９丁目の農村公園から確認した。課によると、４月に入り、暖かな陽気に恵まれたことで例年より早い出現になった。また、２３、２４日に降った雨で雪解けが一気に進んだとみられる。公園近くの田んぼでは、くわで土を耕す農家の姿も見られた。

(2024年4月26日付 山梨日日新聞掲載)