2024.3.12

旧外川家住宅2年間休館 4月から耐震工事

耐震工事のため、2年間休館する旧外川家住宅=富士吉田市上吉田3丁目

 富士吉田市上吉田3丁目の富士山世界文化遺産の構成資産「旧外川家住宅」は耐震工事のため、4月から2年間、休館する。3月25日まで、休館前最後の企画展を開いている。
 旧外川家住宅は、富士山を信仰する富士講の宿泊や食事の世話をした御師住宅で、1768年に建てられた。2008年から敷地や建物の一般公開を始めた。11年には重要文化財(建造物)に指定された。
 耐震診断の結果、文化庁などから補助を受け、主屋、中門、裏座敷など4棟の耐震補強工事をすることになった。建物の一部を解体するため、長期間の休館が必要になったという。工事は今年4月から26年3月までを予定している。

(2024年3月12日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別