2024.2.27
県富士山科学研が成果発表 火山観測の試み紹介 甲府
県富士山科学研究所は24日、甲府・県立図書館で本年度の研究成果発表会を開いた。研究員2人が口頭発表に臨み、富士山の火山観測体制に重力観測を取り入れた試みなどが紹介された。
富士山の火山観測体制については、本多亮主任研究員が発表。「富士山は迅速な火山防災が必要な一方で観測点が十分ではない」と指摘し、観測点を増やすのではなく、重力観測を取り入れることで効果的に火山活動の観測ができることを報告した。
約60人が参加。会場には、さまざまな研究について報告するポスターが掲示され、各研究員が参加者に説明するポスター発表もあった=写真。
(2024年2月26日付 山梨日日新聞掲載)
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