2024.2.22
山梨の食文化体験提供 県がツアー、地産食材活用へ
県は、山梨の食材や食文化を体験する観光を「やまなし美食ツーリズム」と名付け、観光誘客を図る取り組みを始めた。県産農作物の生産者や飲食店の協議会を設立し、県産食材の活用を進める。19日は県外の旅行事業者や飲食店関係者を招いたモニターツアーを開き、県内産の馬肉やブランド魚などをPRした。
食文化に触れることを目的とした旅行「ガストロノミーツーリズム」への関心が世界的に高まっていることから企画した。8日には、県内の農産物生産者と飲食店でつくる「やまなしグルマン・エコノミー会議」が発足。生産者と飲食店事業者が情報交換するほか、県産食材を使った料理の開発なども進める。
19日のツアーには県外の料理人やソムリエらを招待。参加者は富士北麓地域のハーブ農園やジビエの加工施設を見学した。
富士河口湖町の宿泊施設「岳麓翠苑」では、町内でレストランを開いている豊島雅也シェフが県内産の馬肉やブランド魚「富士の介」でつくった料理を提供。参加者は豊島シェフらの説明を受けながら、県内産ワインとともに料理を味わった。
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