富士山信仰、歩いて知る 富士吉田
ガイドツアー再始動

　観光コンテンツの企画、開発などを行う「サウザンス」（富士吉田市、千代慧代表）は１２日から、上吉田地区の富士山信仰や御師文化を学びながら散策するツアーを始める。新型コロナウイルス禍や担い手の高齢化で、休止していた企画の運営を引き継いで再始動し、通年で開催する。
　地元ガイドが富士山信仰や、富士講を受け入れた御師文化などを解説しながら富士急行線富士山駅から北口本宮冨士浅間神社までを歩く。所要時間は約１時間。道中、古くからある店舗の紹介などもしながら、「富士山信仰のあらすじを知る散歩」（千代代表）という。
　ツアーは１０年前、富士山世界文化遺産登録を機に、公認ガイドを認定して、ふじよしだ観光振興サービスが運営していたが、ガイドの高齢化やコロナ禍となって休止状態となっていた。サウザンスが引き継ぎ、新たに地元住民らでつくる地元ガイド５人を手配し、メニューをリニューアルして再開する。
　参加料は１人２２３０円。参加の申し込みなどは「ふじみちさんぽ」のホームページまで。

(2023年10月12日付 山梨日日新聞掲載)