伝統の流鏑馬吉凶占う　半世紀ぶり４頭で

馬場を走る馬と射手＝富士吉田市下吉田３丁目

　富士吉田市下吉田３丁目の小室浅間神社で１９日、８００年の歴史があるとされる「流鏑馬祭り」（同実行委など主催）が開かれ、走った馬のひづめの跡を見る占いが行われた。
　朝馬と夕馬と呼ばれる４頭の馬が４回ずつ計１６回、神社前に設けられた約２００メートルの馬場を駆け上がった。馬場には３カ所の的が用意され、射手が馬上から矢を放った。占人がひづめの跡を確認し、吉凶を占った。
　神社で管理する２頭の馬で祭りを行ってきたが、今年は祭りを盛り上げようと、約５０年ぶりに４頭の馬を用意。馬場の沿道には多くの観客が訪れ、流鏑馬と占いを見守った。

(2023年9月22日付 山梨日日新聞掲載)