三菱地所　山中湖にキャンプ場　来月開業
コテージ４７棟、大浴場も

　三菱地所（東京）は９月１５日、山中湖村山中でキャンプ場「キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖」を開業する。同社がキャンプ場を手がけるのは初めてで、東京圏に近く、富士山を臨める立地に着目した。親子連れをターゲットとし、自由に遊べる池や大浴場などを設ける。季節に合わせたイベントを開催し、集客を目指す。

　キャンプ場は村役場から約１・５キロ北西の山林内に整備。敷地面積は約９万７６００平方メートルで、富士箱根伊豆国立公園内にある民有地。「東京圏から近く、富士山を眺めながら自然を感じられる」（同社）として、山中湖エリアを選んだという。
　コテージは４７棟を整備。宿泊サイトの周辺を植栽で囲うほか、防犯や野生動物の侵入防止のため、キャンプ場の敷地全体をフェンスで囲い、夜間から早朝は施錠する。
　テントエリアは１０５サイトを設ける。広さ約９０～１７０平方メートルのオートキャンプサイトのほか、あずまや付き、トイレ付き、犬同伴可などの種類がある。全てのサイトに電源を配備する。
　共用施設として大浴場、コインシャワー、コインランドリー、温水キッチン、ごみステーションなどを整備するほか、ピザ店やカフェも設けるという。

(2023年8月23日付 山梨日日新聞掲載)