世界遺産１０年祝い演奏、踊り　富士山駅前で住民有志

式典で詩吟を披露する出席者＝富士急行線富士山駅

　富士北麓地域の住民有志らでつくる忍野富士山アートピア実行委員会と新極美術協会は２５日、富士吉田・富士急行線富士山駅前で、富士山世界文化遺産登録１０年を祝う記念式典を開いた。
　実行委は、詩や絵画、踊りを融合した「富士山詩画」を通して新たな芸術を生み出していこうと活動している。式典では、世界文化遺産登録を祝う詩吟の披露や太鼓の演奏、歌、踊りの発表があった。
　天野多喜雄忍野村長は「芸術や文化は人の心を豊かにする。この地から『富士山詩画』を世界に発信していきたい」とあいさつした。
〈仲沢篤志〉

(2023年6月26日付 山梨日日新聞掲載)