４年ぶりに本栖公家行列

伝統装束で威勢よく

　富士河口湖町本栖地域に３００年以上前から伝わるとされる伝統行事「本栖公家行列」が、本栖湖周辺で行われ、伝統装束を着た地域住民が練り歩いた。新型コロナウイルスの影響で開催は４年ぶり。

　１７日、公家や近侍らに扮した住民ら約３０人が、本栖湖周辺の国道１３９号や国道３００号の約１キロを「アイヤサー、テーサー」などのかけ声を上げながら歩いた。拍子木に合わせて「ショイ、ショイ」と声をかけて毛やりを交互に投げ合う「やり渡し」も披露した。沿道には行列を写真に収める人の姿もあった。

(2023年5月24日付 山梨日日新聞掲載)