2023.5.04

「農鳥」くっきり

富士吉田 例年より10日早く

富士山に現れた農鳥

富士山に現れた農鳥

 富士吉田市は1日、富士山7~8合目の残雪が鳥のように見え、田植えを始める目安とされる「農鳥」が出現したと発表した。市富士山課によると、昨年(4月29日)より2日遅く、例年より10日程度早いという。

 1日午前9時、職員が同市上吉田東の農村公園から目視で確認した。今年は、冬場の富士山の積雪が例年よりも少なく、気温も高い日が続いたため、例年よりも早い出現になったという。公園近くの畑では、トラクターが土を耕す様子が見られた。

 農鳥と同じ位置には、昨年末から今年1月中旬にかけても鳥の形をした雪形が現れていた。市が発表している「農鳥」は春分の日の3月21日以降に出現した雪形を農鳥と定義している。

 甲府地方気象台によると、1日の最高気温は、勝沼25.5度、甲府25.2度、韮崎22.9度、河口湖20.0度、山中湖19.0度などで、5月上旬~中旬並みの陽気となった。

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