2023.4.23
富士急 EVバス拡大
新たに6台 計11台に
富士急行(富士吉田市新西原5丁目、堀内光一郎社長)は、富士急グループのバス会社5社に新たに計6台の電気バス(EVバス)を導入した。排出ガスを抑制し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献につなげる。EVバスはグループ全体で計11台目となり、今後も増台を図る。
富士急行によると、導入したのは全長約10.5メートルの大型バス4台と全長約7.0メートルの小型バス2台。大型バスはEVバスであることが一目で分かるように、側面にコンセントをかたどった「EV-BUS」のロゴを入れた。大型バスは77人、小型バスは29人が乗車可能で、客席にはUSB端子やコンセントを備えた。
導入するバス会社は、富士急バス(富士河口湖町)、富士急湘南バス(神奈川県)、富士急シティバス(静岡県)、富士急モビリティ(静岡県)、フジエクスプレス(東京都)。富士急バスと富士急湘南バスは22日から路線バスとして運行を開始する。
富士急グループは2015年、環境に配慮した運行をするため初めてEVバスを2台導入。20年には新たに3台を配備した。高騰する燃料費の削減にもつながるとみて増台を決めた。
同社の担当者は「環境に優しいEVバスを増やし、地域社会の発展とSDGs達成によるまちづくりへの貢献に努めていきたい」と話している。
(2023年4月21日付 山梨日日新聞掲載)
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