2023.3.27

レイクトラウト捕獲

県センター 駆除へ生態調査

 県水産技術センターは24日、富士河口湖町と身延町にまたがる本栖湖で昨年11月に初めて生息が確認された大型外来マス「レイクトラウト」の生息実態調査と、駆除の様子を報道機関に公開した。

 センターによると、23日に湖の水深5~30メートルの10カ所に網を設置。24日はセンターの職員がボートに乗って網を回収し、9匹を捕獲した。胃袋が膨れあがり、体長が70センチ近い大きな個体もあった。捕獲したレイクトラウトはセンターに持ち帰り、大きさや重さ、年齢などを詳しく調べる。

 センターはこれまで、本栖湖で6回の調査を行い、28匹を捕獲。近藤隆所長は「引き続き調査を行い、生態を解明して駆除に結びつけていきたい」と話した。

 レイクトラウトは生息域が制限される産業管理外来種。県内水面漁場管理委員会は昨年12月15日から、本栖湖でのレイクトラウトの放流や釣った場合の持ち出し、再放流を禁止した。

(2023年3月25日付 山梨日日新聞掲載)

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