2023.3.10
地元の織物 座席カバーに
富士北稜高生が制作 高速バスで活用
富士吉田市の富士北稜高の生徒が、地場産業の織物を使って作ったバス座席のヘッドカバーが完成し、高速バスでの活用が始まった。「ハタオリ号」と名付けられた高速バスは4月末まで、市内と東京都内を往復する。
3年の生徒が地域課題を解決する授業の中で企画し、富士吉田織物協同組合と富士急バスの協力を得て取り組んできた。昨年度に市内を巡るコミュニティーバスの内装を装飾した企画に続く、第2弾となる。
今回は市内の織物業者「光織物」の商品で、吉田のうどんと吉田の火祭りをモチーフにしたデザインの生地を使って約80枚を制作。都内と市内を結ぶ富士急バスの高速バスで活用されることとなった。4月末まで運行する。
2月22日には関係者が集まってお披露目会が開かれ、バスの内装を見学した。
(2023年3月8日付 山梨日日新聞掲載)
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