2023.2.10
河口湖美術館で富士山写真大賞展
表現豊か霊峰50点
富士河口湖町河口の河口湖美術館は、四季折々の富士山を撮影した写真の展示会「富士山写真大賞展」を開いている。新春の恒例企画で、山梨や静岡などの24都県から応募があった976点を写真家の三宅岳さんが審査し、入賞と入選の計50作品を展示している。
会場には夜景や紅葉と富士山を組み合わせた写真や、三重や茨城から撮影された富士山など個性豊かな作品が並ぶ。最高賞の金賞には、島田穣さん(埼玉)の「怒濤」を選出。波のようにうねる雲海と富士山を撮影したもので、審査員の三宅さんは「忘却のかなたにあった霊山としての富士を再興させるすごみさえ伝わってくる」と講評している。
3月26日まで。美術館の担当者は「さまざまな場所から撮影された富士山を展示している。多くの人に見に来てほしい」と話している。開館時間は午前10時~午後4時(最終入館は午後3時半)。火曜日休館。
(2023年2月8日付 山梨日日新聞掲載)
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