2023.2.07

「富士山の日」へ多彩なイベント

北麓地域でホテル招待や特典

 23日の「富士山の日」に向け、富士北麓地域の各地でさまざまなイベントが展開されている。商業施設では富士山の溶岩を「2230グラム」ぴったりに計量した買い物客らが特典を受けられるイベントがスタートし、ホテルは名字が「富士山」の人を無料招待。当日は祭りが行われる予定で、世界文化遺産登録10年目の「2・23」へ、盛り上がりを見せている。

 富士急行線富士山駅ビル「Q-STA」1階の特設会場では1日から、宝箱に入った富士山の溶岩をスコップで拾ってバケツに移し、計3回の間に重さ2230グラムを目指すイベントが始まった。

 買い物レシートや乗車券などで参加でき、買い物客らが見本の重さと比べながら挑戦していた。ピタリ賞には富士急ハイランドの年間パスポートが先着で当たり、参加賞も用意。今月中、河口湖駅や富岳風穴、鳴沢氷穴など会場を巡回していく。

 富士急行は2月中、名字が「富士山」の人を対象に、ハイランドリゾートホテルに1泊2食付きのペアで無料招待するキャンペーンを展開。同社によると、全国で50人ほどいるという。このほか、富士山の写真をインスタグラムに「#富士山の日」「#富士急」のハッシュタグを付けて投稿すると、後日、富士急行線車内に飾られるイベントも実施している。

 23日当日は、市民らが実行委をつくって「富士山の『日』祭り」が行われる。富士北麓地域のスーパーセルバ、おかじま食品館などで、おにぎりを配布。富士山の標高にちなんで合計「3776個」を用意し、午後2時23分に合わせて富士山に向かって食べるイベントを計画している。

 富士河口湖町の県立富士山世界遺産センターでは23日、富士山の世界文化遺産の構成資産を巡るミニツアーを開く。

(2023年2月5日付 山梨日日新聞掲載)

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