2022.12.25
マイカー規制 59日間に
来夏の富士山 11日長く
富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制などを協議する検討委員会(会長・堀内茂富士吉田市長)が22日、富士吉田市内で開かれ、来夏のマイカー規制期間を今夏より11日長い59日間とすることで意見集約した。今夏の規制中の利用台数が昨夏の1.8倍に上り、規制解除後の9月に3回の渋滞が発生したことを踏まえて判断した。
検討委には地元市町村長や観光業者ら約50人が出席。事務局の担当者が、7月15日~8月末だった今夏のマイカー規制期間中の利用台数が1万3010台で、昨夏よりも1.8倍となったことを報告。9月に入ってから閉山の10日までの間に1~2キロの渋滞が3日間発生したため、来夏は観光への影響も考慮した上で期間を延長することを提案し、了承された。
マイカー規制期間中の夜間帯の対応についても協議。この2年は、新型コロナウイルス対策として、営業時間を午前3時から午後6時までに短縮して夜間は閉鎖した。来夏は、富士山が世界文化遺産に登録されて10年となることから、環境保全を目的に、引き続き同様に夜間を通行規制することでまとまった。マイカー規制は、県公安委員会が決定するため、今後要請する。
来夏の富士山の開山期間についても協議し、例年通り7月1日から9月10日までの72日間とすることで決まった。
(2022年12月23日付 山梨日日新聞掲載)
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