2022.11.18

国立公園誘客へ協議

富士吉田 ツアー事例を共有

地元自治体やNPO法人の担当者らが集まった協議会=富士吉田・県富士山科学研究所

地元自治体やNPO法人の担当者らが集まった協議会=富士吉田・県富士山科学研究所

 国立公園のブランド力を高め、観光客の誘客につなげる環境省の「国立公園満喫プロジェクト」に関連し、富士吉田市の県富士山科学研究所で、富士箱根伊豆国立公園でプロジェクトを推進するための「富士山麓地域協議会」が開かれた。

 環境省の職員や地元NPO法人の担当者など現地とオンラインで計約50人が出席し、1日に開催。事務局を務める日本交通公社の担当者が近年の日本人旅行者やインバウンド市場の動向などを説明したほか、他の国立公園で行われている観光客誘客のツアーなどの事例を紹介した。

 協議会は昨年に発足し、地元自治体やNPO法人らで構成。富士箱根伊豆国立公園に観光客を呼び込むためのツアー企画や、環境整備などの情報を共有する。環境省のプロジェクトを踏まえ、富士箱根伊豆国立公園の目指すべき姿や取り組みの方向性などをまとめた「ステップアッププログラム2025(SUP)」を、今年策定している。

 1日にはツアーの実施主体やスケジュール、財源など、SUPをより具体化させたアクションプランを年度内に策定する方針であることも共有した。

(2022年11月16日付 山梨日日新聞掲載)

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