2022.11.15

ウクライナの味どうぞ

山中湖 避難者らが販売

 日本に住むウクライナ人らが山中湖村の「山中湖 夕焼けの渚 紅葉まつり」(山中湖観光協会主催)の会場で12、13の両日、ウクライナ料理を販売している。

 ジャガイモやハーブなどを包み込んだ水ギョーザ「ワレニキ」、肉とレバーを混ぜたものやリンゴなどをそれぞれ包んだクレープ「ムリンツィ」などを販売。いずれもウクライナの家庭の定番料理で、売上金は復興のために活用するとしている。

 日本に住んで15年以上になるヴェレスクン・ヴィクトリヤさん(36)、今年9月にウクライナのポルタワ州から避難してきた母のストゥリレツィ・イリーナさん(58)=いずれも埼玉県在住=と、ヴィクトリヤさんの友人のユリヤ・シドレンコさん(42)=東京都在住。ヴィクトリヤさんの知人を介して協会の長田慶子代表理事と接点ができ、出店したという。

 ヴィクトリヤさんは「ウクライナ料理を知りたいという気持ちに感謝している。お金を集めるだけではなく、ウクライナのことを知ってもらいたい」、イリーナさんは「家庭で作る料理を日本のみなさんに振る舞えて幸せ。家族に振る舞うような気持ちで料理を作っている」と話した。

(2022年11月13日付 山梨日日新聞掲載)

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