灯籠流し幻想的に 河口湖

　送り盆の１６日、「富士河口湖灯籠流し」（同実行委主催）が、富士河口湖町大石の大石公園で行われた＝写真。３年ぶりに一般参加者を受け入れて行い、約千基の明かりが河口湖の水面を照らし、周囲は幻想的な雰囲気に包まれた。

　新型コロナウイルス対策のため、一般参加は例年の半分の約２千人に制限するなどした。来場者は真澄寺別院で灯籠を組み立てた後、湖畔を歩いて大石公園に移動。富士山を仰ぎつつ、先祖や家族へのメッセージを書き込んだ灯籠を湖面に浮かべていた。

　灯籠流しは２０２０年に中止。２１年は大幅に規模を縮小し、一般参加者の募集を見送っていた。

(2022年8月17日付 山梨日日新聞掲載)