2022.8.14
富士山河口湖音楽祭が開幕
ピアノ繊細に、大胆に
富士山の麓でさまざまな演奏会を展開する「富士山河口湖音楽祭」が11日、開幕した。初日はフォルテピアノ奏者川口成彦さんが富士河口湖・河口湖円形ホールで演奏を披露し、聴衆を楽しませた。
川口さんはショパンの「ノクターン第四番ヘ長調」「練習曲ハ短調《革命》」などを細やかさと大胆さを織り交ぜたタッチで演奏。約30人の聴衆は演奏が終わるたびに拍手を送っていた。
音楽祭は2002年、世界的指揮者として知られる佐渡裕さんの監修でスタート。新型コロナウイルス禍で過去2年は動画配信や事前申し込み制などで実施したが、今年は3年ぶりに一般に開放した無料公演も再開する。
20日までの期間、ピアニストの菊池洋子さんやサクソフォン奏者の上野耕平さんら数多くのゲストが登場し、河口湖ステラシアターと河口湖円形ホールをメイン会場に開かれる。
(2022年8月12日付 山梨日日新聞掲載)
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