2022.4.22

晩春の夜 幻想的に 富士北麓

 富士北麓地域でソメイヨシノが見頃を迎えている。忍野村の新名庄川沿いと富士吉田市の富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)付近では、ライトアップイベントが開かれ、24日まで光に照らされた夜桜を楽しむことができる。

新名庄川沿いで満開となっている桜のライトアップ=忍野村忍草(19日撮影)

新名庄川沿いで満開となっている桜のライトアップ=忍野村忍草(19日撮影)

 忍野村忍草の新名庄川沿いでは、ソメイヨシノが満開を迎えた。村観光協会によると、桜は例年並みの12日に開花し、16日に満開となった。村は今年、3年ぶりにライトアップを実施。お宮橋から約100メートルにわたって川沿いのソメイヨシノ約200本を照らしている。19日の日没後も会場には観光客が集まり、幻想的な景色をカメラに収めていた。

 村観光産業課の担当者は「3年ぶりのライトアップを多くの人に楽しんでもらいたい」と話していた。ライトアップは24日までで、時間は日没~午後9時まで。

ライトアップされたソメイヨシノ=富士吉田市上吉田(16日撮影)

ライトアップされたソメイヨシノ=富士吉田市上吉田(16日撮影)

 吉田恩組は同市上吉田の構内道路約400メートルにあるソメイヨシノ63本を初めてライトアップした。午後5時から午後8時半まで桜を照らし、平日は車両での通行が可能。23、24の両日は車両通行止めにして、桜並木を歩いて楽しむことができ、キッチンカーの出店もある。

 19日現在、満開を迎え、ライトアップは24日までを予定している。吉田恩組は「富士北麓の新たな桜の名所にしたい。多くの人に見に来て、楽しんでもらえたら」としている。

(2022年4月20日付 山梨日日新聞掲載)

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