2022.3.17
走りやすい道計画 富士河口湖町
トライアスロンで活性化
富士河口湖町は、トライアスロンで町を盛り上げようと湖畔や道路整備に取り組む。昨年の東京パラリンピックでトライアスロンのフランス代表を受け入れたことを機に、町のイメージスポーツとして普及させることを目指していて、15日からインターネット上で資金を募る。
町政策企画課によると、東京パラリンピックで、町は鳴沢村と合同でフランス代表の事前合宿を受け入れた。選手たちは町内の宿泊施設に滞在しながら町民プールや河口湖、西湖周辺で練習した。
町はレガシー(遺産)として、町のイメージスポーツとして普及させることを計画。大会実施のため、自転車やランで走りやすい道路や湖畔などの整備に取り組むことにした。
町は厳しい財政状況の中、多くの人に協力をしてもらおうとインターネット上で資金を募るクラウドファンディングで寄付を呼び掛ける。5月15日までで、目標金額は500万円。大会のメイン会場として想定される八木崎公園周辺の整備費用に充てる。また道路の舗装や自転車ラックの設置など、トライアスロン愛好家の受け入れ環境の整備と充実を図るために使用するという。
寄付者には金額に応じ、9月に町で開催する「Mt.富士トライアスロン富士河口湖2022」(町、日本トライアスロン連合、山梨日日新聞社、山梨放送主催)のエントリー権や、町内の特産品20種類を贈る。同課の担当者は「トライアスロンを楽しむ人に喜んでもらえる町づくりを進めたい」と話している。
(2022年3月15日付 山梨日日新聞掲載)
広告