2022.3.13

新デッキ祝い桜まつり

富士吉田・新倉山公園で来月 誘客へ特別企画も

 富士山とソメイヨシノ、五重塔(忠霊塔)が一緒に望めるスポットとして人気の富士吉田市の新倉山浅間公園で4月2~17日、「桜まつり」が開かれる。市が2月に展望デッキを拡張して初めてのまつり。来場者に市街地へも足を延ばしてもらおうと、地元商店などが桜にちなんだ商品の販売やサービスを行うキャンペーンを企画している。

 期間中は「まちぐるみキャンペーン」と銘打ち、市内の商店、美容院、タクシー会社など約40店舗が、桜まつりにちなんだアイスクリームやケーキといった商品の提供や割引などのサービスをする。

 同市下吉田1丁目の「マルトミカフェ」は、桜の色をイメージしたチーズケーキとクリームソーダを提供する予定で、渡辺富子店長は「桜まつりを機に、食を通じて地域の魅力を広めていきたい」と話している。

 桜まつりはふじよしだ観光振興サービスが主催。桜の開花に合わせて多くの来場者が見込まれることから、付近に臨時駐車場を設けてシャトルバスを運行する。

 展望デッキでは新型コロナウイルス感染対策のため、午前6~8時の入場を予約制にするほか、8時以降も混雑した場合は入場を50人までに制限、1人5分で交代してもらう。検温スペースも設ける。

 桜の開花状況は観光振興サービスのホームページで紹介している。桜まつりは新型コロナの感染状況によって中止や期間短縮の可能性がある。昨年は期間中(3~18日)、約4万4千人が来場した。

(2022年3月11日付 山梨日日新聞掲載)

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