北麓拠点「ＦＵＡＴ」特別賞

環境省エコツーリズム大賞　旅行困難者にオンラインツアー

　環境省は１８日、エコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取り組みを表彰する「エコツーリズム大賞」を発表した。特別賞に富士河口湖町の富士北麓ユニバーサルアドベンチャーツーリズム協議会（ＦＵＡＴ）が選ばれた。

　ＦＵＡＴは富士河口湖町の富士レークホテルと富士山アウトドアミュージアム、富士吉田市の富士の国やまなし通訳案内士会とドローン事業者「Ａｒａｋｕｒａ　Ｄｒｏｎｅ（あらくらどろーん）」の４団体で構成。異業種連携で新たな自然体験活動の開発に取り組んでいる。

　選考では、障害などにより旅行が難しい人たちを対象に国立公園などの自然地域でオンラインツアーを企画、実施した点を評価。講評で「ドローンなどのライブ映像を駆使し、自然ガイドによる双方向、リアルタイムのガイドを実施するなど先進的な取り組みを行った」とした。

(2022年2月19日付 山梨日日新聞掲載)