2022.1.23
山岳遭難を想定し富士山で雪上訓練
富士吉田署の山岳遭難救助隊は20日、富士山5合目付近で雪上訓練をした。隊員6人が参加。富士山5合目付近で登山靴にアイゼンを装着し、雪上歩行や滑落した場合を想定して雪にピッケルを突き刺して停止させる方法、遭難者の救助方法などを確認した。
同署によると、富士山では昨年11月以降、山梨県側で1人が遭難し、静岡県側で1人が滑落して死亡。中村浩之地域課長は「富士山では気象条件に左右されるヘリでの救助に限界があり、人力による救助が必要。訓練を定期的に行い、救助技術の向上に努めたい」と話している。
(2022年1月21日付 山梨日日新聞掲載)
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