2022.1.19
コロナ収束 無病息災願う 小正月行事
県内は16日にかけ、各地で小正月行事が行われた。恒例の獅子舞や、地区の吉凶を占う筒粥など、地域によって内容はさまざま。新型コロナウイルス感染防止に気を使いながら、感染の早期収束や地域の無病息災を願った。
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富士吉田市の小室浅間神社で14日夜から15日未明にかけて行われた、800年以上続くとされる「筒粥神事」。地元の占人(うらびと)が、ヨシとかゆを大釜で炊き、ヨシに入ったかゆの量で吉凶を占った。今年の農作物は「天候不順により全般的に凶作」、富士山の登山者数は「昨年以上に少ない」との結果が出た。
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富士河口湖町本栖の本栖公民館で14日に行われた「六斎念仏」。300年以上前から伝わるといわれ、太陽や星を表現した飾り付けの下、和太鼓や鐘の音に合わせて地元の六斎念仏講中の7人が読経し、1年の無病息災や五穀豊穣を願った。
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都留市十日市場の住民有志が15日まで、長さ12メートルのスギの棒に三角形の布袋「ひいち」を飾り付けた「梵天竿」。道祖神の近くに立て、五穀豊穣や家内安全、新型コロナウイルスの早期収束を願った。ひいちは各家庭に配られ、厄よけとして軒先につるされる。
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