アミューズ移転 西湖でイベント

来月 花火打ち上げや太鼓演奏

　大手芸能事務所のアミューズは富士河口湖町に本社を移転し、１２月２４、２５の両日、富士河口湖町の西湖北岸で地元の業者らと連携したイベント「ＦＵＮ　ＯＵＴ！～ＦＩＲＥＷＯＲＫＳ　ＯＮ　ＳＡＩＫＯ～」を開く。

　同社は７月に東京都渋谷区から西湖畔へ本社を移転。本社では会議室や撮影ルームなどを完備した複合施設「アミューズヴィレッジ」の完成に向けた建築業務などを進める。移転後に本社の地元で手掛ける最初のイベントとなる。

　イベントは県内の花火師やキャンプ場などと連携して実施。アーティストのライブを担当してきたスタッフと市川三郷町の花火師が連携し、富士北麓地域に伝わるかぐや姫伝説をモチーフにした物語と音楽の演出、高さ１５メートルの天然もみの木のクリスマスツリー、勝山中太鼓部による太鼓の演奏などを予定。地元のカフェやレストラン、キッチンカーが出店する。

　感染防止策として来場者は名前や連絡先などの情報を登録する。入場時などに検温するとともに、大声や会話は控えるよう求める。

　イベント参加には入場券が必要で、価格は３千円。花火観覧時に湖畔に椅子が用意されるチケットは３５００円。山日ＹＢＳ本社受け付けやローソンチケットなどで販売している。アミューズの担当者は「来場者それぞれのＦＵＮ　ＯＵＴ（外で楽しむ新しい体験・楽しさの発掘）を体感してほしい」と話している。

(2021年11月30日付 山梨日日新聞掲載)