2021.10.29
石和・足湯ひろばに壁画
笛吹高生制作「冨嶽」の地PR
笛吹市石和町川中島の石和源泉足湯ひろばに26日、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の冨嶽三十六景「甲州伊沢暁」を題材に、笛吹高美術部が制作した壁画がお目見えした=写真。
市内で冨嶽三十六景の作品が描かれたことをPRしようと、石和温泉観光協会(山下安広会長)が、同校に制作を依頼した。
壁画は縦2.2メートル、横3メートル。美術部の生徒16人が「令和の甲州石和暁」をテーマに、題名を「冨嶽三十七景 笛吹朝登校」として制作した。富士山を背景に、JR石和温泉駅や足湯、桃の直売所などを描いた。笛吹高の生徒が登校する様子も表現した。
「甲州伊沢暁」は、北斎が大蔵経寺山中腹から石和宿のにぎわいと富士山を描いたとされる。美術部の生徒は4月に大蔵経寺山に登るなどし、7月に完成させた。
(2021年10月27日付 山梨日日新聞掲載)
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