2021.10.24

ごみ6.2トンを回収

富士山をきれいにする運動 本年度の清掃終了奉告

拝殿前を掃き清める出席者=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社

拝殿前を掃き清める出席者=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社

 公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は21日、富士吉田・北口本宮冨士浅間神社で、本年度の富士山環境美化清掃終了奉告祭を開いた。同会が本年度、富士山周辺で実施した清掃活動には延べ82団体、4427人が参加し、計6.2トンのごみを回収した。

 奉告祭には富士北麓地域の市町村や各種団体などから約20人が出席。神事を行った後、野口理事長が「日本で最も長く富士山の環境美化、環境保全を呼びかけている団体として、コロナ禍でも成果を上げることができた。一層努力することを誓う」などと美化清掃終了の奉告文を読み上げた。

 出席者は、ほうきや熊手で拝殿前を掃き清め、清掃用具を返納。出席者を代表して、富士河口湖町の坂本龍次副町長が「富士山は日本の象徴であるばかりでなく、世界の財産。今後も環境保全に向けて協力をお願いしたい」とあいさつした。

 本年度の活動は新型コロナの影響で、前期クリーン作戦は関係者のみで実施。17団体64人が参加し、計20キロのごみを回収した。後期クリーン作戦と、会結成60年記念式典は中止した。

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