2021.10.07
河口湖畔まで路線延伸
富士急 高速バス利便性向上
富士急バスなどは1日、東京都と富士河口湖町の富士急行線河口湖駅までを結ぶ高速バスの路線を、同町大石の河口湖自然生活館まで延伸した。秋の行楽シーズンを前に富士山麓観光の利便性向上を図った。
延伸したのは、河口湖駅~バスタ新宿、河口湖駅~秋葉原の2路線で、発着点の河口湖駅を自然生活館に変更した。バスタ新宿線は大池公園を経由して8.5キロの延長。秋葉原線は大池公園を経由せず6.2キロの延長となる。
これまで高速バス利用者は河口湖駅で降車し、路線バスなどに乗り換えなければ遊覧船やロープウェー乗り場、旅館街といった湖岸沿いの観光地に行けなかった。地元住民や町から延伸を希望する声を受けて実現した。
1日は自然生活館で渡辺喜久男町長ら関係者約20人が参加して出発式を実施。富士急行の堀内光一郎社長は「大都市と河口湖が延伸で結ばれることで、地域がより多くの人の目に止まると思う」と述べた。渡辺町長は「これから秋を迎えるので全国から多くの人が来てくれることを期待したい」と延伸を歓迎した。
(2021年10月5日付 山梨日日新聞掲載)
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