2021.10.04
富士急行「マッターホルン号」改装
ドア外装にスイスの景色
富士急行は、スイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道との姉妹提携30周年を記念し、富士急行線全線で運行している特別車両「マッターホルン号」のデザインをリニューアルした。同鉄道と同じ赤と白を基調にしたデザインはそのままに、ドアの外装などを変更した。
両社は1991年に姉妹提携を結んだ。社員を相互派遣し、山岳鉄道としての運行ノウハウを学び合うなどしている。特別車両は2016年に提携25周年を記念し、普通電車(3両編成)を同鉄道と同じカラーリングにした。
今回は同鉄道から見える四季折々の大自然の風景をテーマに、ドアの外装を一新。スイスの山並みなどを描いた。車内にも風景ポスター31種類を掲示した。富士急行の担当者は「リニューアルしたデザインで、マッターホルン・ゴッタルド鉄道から見えるスイスの景色を楽しんでほしい」と話している。
このほか、30周年を記念してスーツケースベルトや、30年ほど前に使用された同鉄道の区間乗車券のレプリカと富士急行線の入場券を組み合わせたセットを富士山駅などで販売している。
(2021年10月2日付 山梨日日新聞掲載)
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