2021.9.10
富士山早めの初冠雪
甲府地方気象台は7日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より25日早く、昨年より21日早い。9月上旬までに初冠雪が発表されるのは13年ぶりで、観測史上6番目に早い。富士吉田市も7日、富士山の冠雪を市内から初めて確認した日に独自に発表する「初雪化粧」を宣言した。
気象台によると、7日午前5時半ごろ、甲府市飯田4丁目の気象台から、富士山頂付近が雪で覆われている様子を職員が目視で確認した。
9月上旬までに発表されるのは、1894年の統計開始以降で最も早かった2008年(8月9日)以来で13年ぶり。今年は1973年と並び過去6番目に早かった。
東日本の上空に寒気が入り込み、標高3775メートルにある気象庁の地域気象観測システム(アメダス)の観測点は、6日午後11時に氷点下5.8度を記録。富士北麓地域では5日夜~6日夜、断続的に降雨を観測しており、富士山では雪になったとみられる。
(2021年9月8日付 山梨日日新聞掲載)
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