2021.8.30
火祭り神輿 静かな帰還
富士吉田ですすき祭り
400年以上の歴史を誇る「吉田の火祭り」の2日目に当たる27日、富士吉田市上吉田の北口本宮冨士浅間神社や市内の国道139号などで、「すすき祭り」が行われた。
前日に同市上吉田4丁目の「御旅所」に納めた「明神神輿」と「おやま神輿」の2基を神社に戻す行事。御旅所を出発した後、マスクをした担ぎ手が威勢の良い掛け声を上げながら市内を練り歩いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、担ぎ手の人数を減らし、一部区間はフォークリフトに載せて巡行した。金鳥居前では玉串奉納などの神事も行った。
祭りではススキの玉串を持って神輿の後を歩くと無病息災などの御利益があるとされ、例年は市民も参加するが、今年は感染対策で主催の神社などが自粛を呼び掛けた。沿道には一般客の人出はほとんど見られず、地元住民が自宅前で神輿の巡行を見守った。
(2021年8月28日付 山梨日日新聞掲載)
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