2021.8.28
八朔祭スポット デジタルで巡回
都留、代替ラリー計画
都留市のふるさと時代祭り実行委員会は、中止となった伝統行事「八朔祭」の代替行事を開催する。八朔祭に関連した市の観光スポットを巡るデジタルスタンプラリーなどを行う。
八朔祭は郡内三大祭りに数えられる祭り。新型コロナウイルスの感染収束が見えないことから、昨年に続き中止となった。来年の開催に向けて祭りへの機運を高めようと代替行事を企画した。
デジタルスタンプラリーは、江戸時代に城下町として栄えた谷村地区を中心に、八朔祭に関連した勝山城やミュージアム都留といった観光スポット7カ所を巡る。市のホームページとリンクした特設サイトで5カ所のスタンプを集めると、祭りに関連した記念品がもらえる。
実行委は当初、八朔祭(9月1日)に合わせ、8月29日~9月5日の1週間にわたって代替行事の実施を計画したが、県が9月12日までまん延防止等重点措置の適用となったことを受け、適用解除後に開催することを検討している。解除後には過去に3回実施した八朔祭フォトコンテストの優秀作品計約20点をミュージアム都留で展示する予定。
実行委事務局を務める市産業課の担当者は「参加者の感染リスクを考慮した企画となっている。代替行事を通じて市の歴史や八朔祭のことを知ってもらい、来年の開催を楽しみにしていてほしい」と話している。
(2021年8月26日付 山梨日日新聞掲載)
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