2021.8.19

灯籠ゆらり 河口湖照らす

湖面を幻想的に漂う灯籠=河口湖(撮影・広瀬徹)

湖面を幻想的に漂う灯籠=河口湖

 送り盆に当たる16日、富士河口湖町の河口湖で灯籠流しが行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受け規模を縮小し、様子はインターネットでライブ配信された。

 宗教法人真如苑(東京都立川市)の真澄寺別院が1981年に始めた行事で、2007年からは地元の団体とも協力し、「富士河口湖灯籠流し実行委員会」が主催。新型コロナの影響で昨年は中止し、開催は2年ぶり。例年は約4千人が参加し、2千個の灯籠を河口湖に浮かべるが、今年は一般参加のイベントを取りやめ、同町の渡辺喜久男町長ら関係者10人ほどで実施した。

 参加者は真澄寺別院で黙とうや読経のセレモニーを行った後、船に乗り込んでそれぞれがメッセージを書いた灯籠を浮かべた。約80個の灯籠が流れる様子はライブ配信された。

(2021年8月17日付 山梨日日新聞掲載)

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