2021.7.27
自粛の沿道に人垣 道志、山中湖
東京五輪の自転車男子ロードレースは、沿道での観戦自粛が呼び掛けられていたが、道志村の国道や山中湖畔には大勢の観客が集まった。観戦したファンは「山梨で五輪が行われるなんて新鮮」「勝負の緊張感が伝わってきた」と興奮冷めやらぬ様子だった。
県内には24日午後0時45分ごろに先頭の選手が入った。道志村の道の駅どうし付近では、観戦自粛を呼び掛けるプラカードを持ったコースサポーターが注意喚起したが、人垣ができたところもあった。
山中湖畔では富士山が雲で遮られて仰ぎ見ることはできず、選手の通過前には強い雨も降った。午後1時半ごろに雨が上がり、ハクチョウ型の遊覧船が運航する湖のほとりを選手たちが疾走。沿道に集まった大勢の観客がスマートフォンのカメラを向け、大きな拍手を送った。
パブリックビューイング(PV)会場の山中湖交流プラザきららには547人が来場した。入り口では係員が身分証の提示を求め、緊急事態宣言などの対象地域から来た観客には入場できないことを伝えた。
(2021年7月25日付 山梨日日新聞掲載)
広告