2021.7.09

日本富士山協会設立20周年祝う

富士吉田で式典

 山梨、静岡両県の自治体と観光団体などでつくる日本富士山協会(堀内詔子会長)は5日、富士吉田市のハイランドリゾートホテル&スパで、協会設立20周年の記念式典を開いた。

 協会関係者ら約60人が出席。堀内会長が環境副大臣としての立場も踏まえながら「山梨、静岡両県の関係者が連携し、富士山の魅力を高めていく必要がある。国としても後押しをしていきたい」とあいさつした。

 県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長が「火山としての富士山の特徴と魅力」と題して記念講演。富士山は火砕流や融雪型火山泥流、噴石などさまざまな噴火をしてきた「噴火のデパート」と紹介。富士山は度重なる噴火によって現在の形になっていると指摘し、「いつまでもこの形が続くわけではない。美しい富士山を見ることができるのは現代人の特権だ」と語った。

(2021年7月7日付 山梨日日新聞掲載)

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