2021.7.04

5合目で開山神事 登山者の安全祈願

6合目センター開設

 2年ぶりの富士山が開山した1日、5合目で開山の神事が執り行われたほか、6合目では富士山安全指導センターが開設された。

 冨士山小御嶽神社で行われた開山祭には、5合目施設の関係者ら約10人が参列。祝詞奏上や玉串奉納を行い、登山者の安全を祈願した後、鳥居に設置されたしめ縄をてんぐが断ち切る「道開き」の神事が行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、みこしの練り歩きは中止した。

 6合目では富士山安全指導センターが開設。7月1日から9月11日までスタッフ4~6人が24時間体制で常駐し、登山者のカウントやヘルメットの貸し出しをするほか、救助要請があった場合には出動する。同行者以外の人とは距離を確保するなどといった、県が策定したコロナ禍での登山マナーを記載したチラシも登山者に配布する。

 富士吉田署は1日、富士山や富士五湖などを警備する夏期警備実施本部(本部長・五味雄二署長)を設置。五味署長が看板を署玄関に掲げた。

(2021年7月2日付 山梨日日新聞掲載)

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