2021.7.03
富士山2年ぶり開山
富士山で2年ぶりの山開きを7月1日に控えた30日、登山者が吉田口登山道を出発した。県は今夏、1合目下駐車場など3カ所で入山者の体調をチェック。山小屋は完全予約制で、収容人数も制限するなど、コロナ対策を徹底して登山客を受け入れる。
体調チェックは5合目総合管理センター、6合目安全指導センターでも実施。県は当日の体温や感染者との接触の有無などを尋ねる専用シートを作成していて、入山者に持参してもらい、現場で確認する。シートがない入山者には現場で検温などを求める。
開山期間は9月10日まで。山小屋はそれぞれ入り口に自動体温測定器、寝室にパーティションを設置するなど感染症対策を講じ、受け入れ人数を制限する。
期間中、県は富士山有料道路(富士スバルライン)の営業時間を午前3時~午後6時(下りは午後7時45分まで)に短縮し、夜間に閉鎖。弾丸登山を抑制する狙い。
(2021年7月1日付 山梨日日新聞掲載)
広告