2021.5.29

富士吉田で清掃開始奉告祭

環境美化の輪 広がりを祈願

「掃き初め」をする参加者=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社

「掃き初め」をする参加者=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社

 公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は26日、富士吉田・北口本宮冨士浅間神社で、本年度の富士山環境美化清掃開始奉告祭を行った。

 周辺市町村などから20人が参加。祝詞の奏上や玉串奉納などの神事を行った後、野口理事長が「富士山の自然保護、環境美化活動の先駆者として、運動の輪がより一層広がっていくことを願い、活動を推進していく」と奉告文を読み上げた。

 参加者の代表が神社の神職からほうきや熊手を受け取り、拝殿前で「掃き初め」もした。参加者を代表して、富士吉田市の堀内茂市長が「長きにわたる活動で富士山の美化が進み、多くの人に富士山をきれいにしなければという思いを植え付けることができた。今後も一層活動に励んでいきたい」とあいさつした。

 本年度の富士山環境美化クリーン作戦は、前期が7月10日、後期が9月11日で、同会設立60周年の記念式典を9月に実施する予定。同会の清掃活動にはこれまで、延べ1万1105団体、142万9227人が参加し、5365トンのごみを回収した。市町村などに贈った苗木は8万4778本になる。

(2021年5月27日付 山梨日日新聞掲載)

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