2021.5.26
ハクチョウのひな 河口湖ですくすく
富士河口湖町の河口湖で、コブハクチョウのひながかえり、親鳥と一緒に泳ぐ姿が観光客や住民を楽しませている。
河口湖漁協によると、3月にコブハクチョウの飛来を確認。5月18日に漁協関係者が同町小立の八木崎公園にある巣で、8羽のひなを見つけたという。河口湖フィールドセンターの荒井正春センター長は「子育て中のコブハクチョウは警戒心が強い。育児放棄につながる可能性もあるため、近づかないでほしい」と話している。
河口湖では昨年、コブハクチョウのひなを初めて確認していて、ひなが誕生するのは2年連続。荒井センター長は「河口湖でコブハクチョウが産卵、子育てするようになれば、既存の生態系への影響も考えられる」と指摘し、調査が必要との考えも示した。
(2021年5月24日付 山梨日日新聞掲載)
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